パン屋という職業―パンづくりのプライド

パンづくりのプライド
Vocation for Baking

パンをつくるのは重労働
材料、生地の取扱い作業単位は、おおよそ25kgが目安です

冬は水が冷たく、さらに生地が手の脂分を奪います
窯は220℃の高温、夏は、窯前の蒸し暑さに耐えなければなりません

「朝一番早いのは、パン屋のおじさん…」
この歌にあるぐらい、朝は、早起きしなければ務まりません
今日のしごとが終われば、明日のための仕込みがあります

自然の恵み、小麦はまったく気まぐれです
同じように見える小麦粉
毎日、驚くほど違った性格を示します
その日の気温、湿度、気圧で表情を変えるのです
そして、毎日、同じパンをつくる

パンづくりは“毎日が真剣勝負です”

そんなに大変なパンづくりなら、さっさとやめれば良いのに…

とんでもありません
私たちは、パンづくりが楽しくてしかたありません

小麦粉、水、塩、イースト
これらを捏ね、生地をつくり、発酵させてパンを焼きます
配合や大きさを少し変えるだけでも、まったく性格の違うパンに変わります

そして、焼き上がったパンの表皮から
何とも言えない香ばしい香りが立ち昇る
この香り
世界一幸福な香り
それが焼き立てのパンの香りです

二度と同じパンはつくれませんが
私たちは、毎日、変わらぬ美味しさをお届けしようと努力しています

食卓に変わらぬ美味しさを提供する
それが、パンづくりのプライドなのです

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