神戸屋レストランはこうして生まれました

神戸屋レストランへの道のり

16世紀、鉄砲伝来
パンはその時日本に伝わったと言われます
ただ、それからも、庶民の食卓に見(まみ)えることはありませんでした
時は流れ、再びその姿を現します

1918年
私たちは、異人さんの食卓にパンをお届けするため
神戸で産声をあげます
しかし、日本人のためにパンをつくるようになるまで
さらに歳月を費やします

時代は移り
日本に欧米化の波が押し寄せます
お蔭様で、パンは朝食風景の一つになりました
しかし、陽が昇るとパンは菓子へとその顔を変え
甘くて便利なおやつになったのです

昼食や夕食にもパンをという人は、まだまだ少数派…
どうすれば昼食や夕食にパンを選んで頂けるか
自問自答の日々を過ごしました

EXPO '70
日本万国博覧会が華やかな終宴を迎えようとしていた頃
私たちは、パンの美味しい食べ方を紹介してこなかった
こんな自戒の念へと辿り着きました

1975年
昼食や夕食にパンの美味しい食べ方を紹介する
「私たちはお客様の身近なキッチンでありたい」

想いをそのまま Kobeya Kitchen と旗印に掲げ

パンの美味しい食べ方との出会いの場
ベーカリーレストランを開店します
私たちの挑戦はここから始まりました

パンの美味しい食べ方…
パンと料理がつくり出す美味しさの空間
そこに新たな交わり、美味しさとの出会いを求め
パンと料理の相性探し
パンの美味しさを料理に乗せる
食文化の域へと足を踏み込みます

日本は、瑞穂の国
米への信仰は厚く、稲作は古くから国づくりそのもの…
パンが主食の道を歩むには
幾つも、食の洗礼を受けなければなりませんでした
そびえる岩壁と峠を見上げ、たびたび立ち往生
パンづくりの行脚を続けます

私たちは近視眼
足元にある道しるべを見落とし、寄り道を続けます
次々と押し寄せる欧米文化の華やかさ、豊かさに目を奪われ
食することの事象が見えませんでした
装いだけでは、パンの美味しさは料理に乗りません

ようやく見出した灯(あかり)
あたり前のことですが
食材そのものを活かし
「自然の美味しさ」を引き出すことだったのです

ようやくベーカリーレストランに陽が射し
パンの美味しさが、料理に映り込む瞬間を経験しました
「自然の美味しさ」を引き出す
これは一つのきっかけに過ぎませんが
私たちを新たな舞台へと導いてくれました

ものづくりに懸けるパン屋の想い
味の深い森に迷い込んだ時、いつもここに戻る
私たちの指針としています

今もパンと料理の相性探し
私たちは
美味しさの空間、味覚の迷路の中で
新たな美味しさとの遭遇の旅を続けています

食文化との交わり
神戸屋レストランはこうして生まれました

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